2022.10.16 お灸教室 お灸の基礎

お灸教室に参加されたお客様

こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院 院長の川添です。10月も後半に入りますが、体調はいかがでしょうか?

10月16日、当院にてお灸教室を行いました。今回は、1人参加していただきました。

ご自身でお灸を据えた経験もあり、こちらも考えさせられる質問をいくつか受けました。

お灸は、私たち鍼灸師が医術として病治しにも利用できる反面、誰でも簡単にできる養生法です。1回お灸教室に参加するだけで、誰でも、自宅で据えられるようになります。

当院では皆さんがご自身で簡単にお灸を据えられるように、お灸教室を毎月第3日曜日に開催しております。参加費は3,300円(税込み)です。次回11月は20日に行います。3名の募集します。

参加希望の方は、当院にお電話もしくはLINEで「11月のお灸教室参加希望」とメッセージを送ってください。お待ちしております。

写真は左右にスライドできます

もぐさ作り

もぐさの原料は草餅にも使われるヨモギ。もぐさとして使う場合は葉っぱの裏の綿毛を使います。葉っぱを乾燥させ、石臼でスリスつぶし、夾雑物を捨てて綿毛だけを取り出します。家庭で行う場合はすり鉢に乾燥させた葉っぱをすりこぎですりつぶす方法で行います。

合谷(ごうこく)へショウガ灸

自家製のもぐさを使い、ショウガを合谷というツボにのせ、しょうが灸を行いました。お灸の熱がショウガを介して皮膚にショウガの成分が浸透して体を温めてくれます。

足三里(あしさんり)へのお灸

足三里は、長寿、健脚の灸とも呼ばれ、万能のツボでです。コロナ禍の現代だからこそここにお灸を据えることで感染対策をしたいですね。

太白(たいはく)へのお灸

このツボは、消化器全般に効くツボです。足の親指の内側を内くるぶしの方に向かってなぞり、大きな骨の後ろ側にある窪みにあります。最近は、胃の検査をしても異常が見られない機能性ディスペプシアと呼ばれる症状を訴える患者さんが増えてきました。
ここにお灸を根気よく据えることで胃の不調が改善します。

太衝(たいしょう)へのお灸

太衝は、足の親指と人差し指の間を指で足首の方に向かってなぞり、小高い骨の手前の窪みにあるツボです。ここは不眠、頭痛、イライラ、目の病、喉の違和感の緩和や肝臓の働きを助けてくれます。足のツボが顔の症状に効くのは気の流れ道である経絡が顔の方に流れているからです。

湧泉のツボへのお灸

湧泉は足の裏、足の指を足裏に曲げ、一番凹んだ所に摂ります。片足立ちで軸足でない方の足を決め、そちらに湧泉にお灸を据えた後、再び同じ足で立っていただくと安定して立つことが感じられることがあります。このツボは、東洋医学では腎の働きを助け、生命力を高める働きがあります。足腰が弱っている方、冷えを感じる方にお勧めのツボです。

器具を使用した棒灸

棒灸は、もくさを棒状にしたものです。器具を使うことにより、面的に温めることができます。肩や首を始め、付属品の取っ手を使えば一人では届かない背中へもお灸をすることができます。百会というツボに温熱刺激を与えるには、器具を使うと便利です。

よもぎ

ヨモギは用途が多く古代中国では魔除けとしても使われていました。また東洋のハーブとも呼ばれ、お茶やに入浴剤、入浴、染め物など生活に密着した使い方をされていました。

ヨモギの乾燥

採取したヨモギの葉っぱを自宅で乾燥させる場合は、野菜を天日干しするネットを使用すると便利です。7~10日乾燥させます。

参加された方のアンケート

豊橋市 女性 46歳 豊橋市

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伝馬町鍼灸院