2023.3.19 お灸教室 お灸の基礎

お灸教室に参加されたお客様

こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院 院長の川添です。

すいぶんと陽気が強く感じられるこの頃ですが、体調はいかがでしょうか?

19日、当院にてお灸教室を行いました。今回は、1人参加していただきました。

将来のために、お灸をセルフケアの1つ取り入れたいとのことて学んでいただきました。

 

お灸は、皮膚にあるツボといわれるなんらかの体の不調を示す反応点に温熱刺激を与えて私たちの健康の回復、維持、増進を促進する、医療術でもあり、養生術の一つです。

戦前までは、お灸は痕のつくスタイルが主流でしたが、現在では簡便な台座型のお灸の普及により、程よい温感を楽しみながら据えるタイプが主流を占めています。

当院では皆さんがご自身で簡単にお灸を据えられるように、お灸教室を毎月第3日曜日に開催しております。参加費は3,300円(税込み)です。次回4月は16日に行います。1名の方を募集します。

参加希望の方は、当院にお電話もしくはLINEで「4月のお灸教室参加希望」とメッセージを送ってください。お待ちしております。

写真は左右にスライドできます

もぐさ作り

ご家庭でもぐさを作るには、野原に生えているヨモギの葉っぱを摘み取り、天日干しして乾燥させ、さらにフライパンで水分を飛ばし、それをすり鉢に入れ、すりこ木でつぶし、それをザルに入れ、不純物を取り除きます。そして再度すり鉢に入れ、同じ過程を繰り返します。繰り返すことにより、綿毛だけが残り、蓬ができます。

作成したもぐさを使って合谷(ごうこく)にショウガ灸

作成したもぐさを使ってショウガ灸を体験していただきました。ショウガ灸はショウガの成分であるジンゲオールが温熱刺激と共に皮膚に浸透して血液の循環を助けてくれます。

足三里(あしさんり)へのお灸

足三里は、長寿、健脚の灸とも呼ばれ、鍼灸施術おそらく一番使われるツボです。
またこのツボは胃の働きを調節してくれたり、内装の働きを整えたりしてくれます。免疫力も高まり、病気知らずの体を作ることができます。

太衝(たいしょう)へのお灸

太衝は、足の甲で、足の親指と人差し指の間を足首の方に遡り、小高い骨の手前にある窪みにあります。目の不調、めまい、不眠、喉の違和感、お酒の飲みすぎなどにも使われます。イライラなど感情を抑える効果もあります。

太白(たいはく)のツボへのお灸

太白は、このツボは、消化器全般に効くツボです。足の親指の内側を内くるぶしの方に向かってなぞり、大きな骨の後ろ側にある窪みにあります。下痢や便秘、腹痛、胃の膨満感、食欲不振などに試していただきたいツボです。

湧泉(ゆうせん)へのお灸

湧泉は足の裏、足の指を足裏に曲げ、一番凹んだ所に取ります。冷え症、頭痛、目、鼻、首、肩コリなどを緩和します。

器具を使用した棒灸

もぐさを棒状にした棒灸は、器具を使うことにより、皮膚を点ではなく、面的に温めることができます。肩や首を始め、付属品の取っ手を使えば一人では届かない背中へもお灸をすることができます。ツボを意識せず筋肉のコリ、痛みなど広範囲の慢性的な症状に使っていただくと便利です。

器具を使わない棒灸

棒灸は器具がなくても使えます。熱量が多いので、冷えている足先や足のツボを温めることで体の温まりを感じます。

三陰交(さんいんこう)へ火を使わないお灸

三陰交は内くるぶしの中央から指4本分のとところで、骨際にあります。これは、火を使わないお灸です。2時間ぐらい貼り付けておけるので、デスクワークや家事など足の冷え、疲労、コリなどに対して持続的に刺激を与えるので、便利なお灸です。

ヨモギの乾燥

採取したヨモギの葉っぱを自宅で乾燥させる場合は、野菜を天日干しするネットを使用すると便利です。7~10日乾燥させます。

参加された方のアンケート

豊橋市 男性 36歳 会社員

お灸教教室アンケート 

伝馬町鍼灸院