低体温シリーズ。今回は、「どのように体温は作られるのか?」についてお話します。
私たちの体温はほぼ一定に保たれていますよね。どうやって体温をほぼ一定に保つことができるのでしょうか?
私たちの体は、体の熱を作りだし、それを巡らせ、放出して体温を一定に保つしくみが備わっています。
体温は、体内の熱の産生と熱の放散のバランスによってほぼ一定に保たれるんですね。
それで今回は、体温はどのようにつくられるかについてお話します。
1.基礎代謝
私たちの体は約60兆個の細胞で作られています。そして、個々の細胞が「代謝」という化学反応を起こしてエネルギーを作り出しています。その時に熱が一緒に作られます。
自動車に例えるとガソリンが食べ物で、車を動かすエネルギーを作り出すと同時に熱が発生します。その熱が体温を作り出す熱に当たります。
人間は動いていない状態でも、血液は巡るし、呼吸はするし、食べ物が胃腸の中にあれば消化もします。私たちの生命を最低限維持するための必要な代謝量を基礎代謝量と言います。
基礎代謝量は日本人の場合、成人男性で1500キロカロリー、成人女性では1200キロカロリーと言われています。そのうち心臓、肝臓、脳などの臓器を活動させるために使われる量が三分の一で、残りの三分の二は筋肉などで使われて、体温を維持する熱として使われます。
2.運動
ここでいう運動は「筋肉を使う」ことです。筋肉は、骨格筋、平滑筋、心筋があります。
特に骨格筋を動かす事により熱は大量に発生します。
筋肉は、体の熱を生みだす最大の器官です。
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